連絡版 No957

今年の一言(令和3年)

「優しい人」

令和3年12月27日

総合施設長 茅野 隆徳

 今年最後の連絡版にあたり、今年の一言「優しい人」を一年通してみなさんと一緒に考えて実行出来たと一年を振り返っています。
先日、暮れのイベントで介援隊の演奏が始まる前に「職員のみなさんは利用者のみなさんの間に入って一緒にお願いします」の声掛けに隅に固まっていた職員さんが利用者さんの中に散らばって行く光景を見た時、優しいの一文字「憂い」不安や悲しみ、寂しさを持つ人の傍らに立つ人を意味する「優しい」の字そのものだと感じることが出来ました。
 確かに演奏を進める中で利用者さんのひとり一人に目をやると入所間もない人は施設生活の不安がにじみ出ている人、一年が終わる寂しさを目で訴える人、体の不調を閉じた瞼で伝えている人などそれぞれの憂いを持った人の中に職員さんが自然に寄り添う姿がわが法人の一年の成長だと思います。
 振り返るとこの連絡版の意味を事あるごとに伝え、優しい人の理解、実現、実行を導いてくれたのは小林茂夫アドバイザーでした。時には連絡版をどう職員ひとり一人に伝えるか具体的に示し、またそれが十分でないと思うと連絡版そのもの意味を再度確認し、職員が連絡版の意味を理解した小さな行動にも目を配り良いことは機会を作ってみんなに伝えてくれました。
 そして何よりもこの連絡版の今年の一言「優しい人」の集大成が「ちいさがたライフサポートシート」でした。優しい職員になりたいと目標を掲げた私たちに、日々具体的に役に立つ宝ものを残してくれたと一年の終りを前に、職員さんと利用者さんの光景を見て改めてアドバイザーの導きに感謝と、職員のみなさんにはこの連絡版を通して誠実に努力を重ねて頂いた事に感謝の念をもって令和3年を締めくくりたいと思います。
 職員のみなさん一年本当にありがとうございました。よい年を迎えてください。

  

  

   

   

   

   

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