連絡版 No961

今年の一言(令和4年)

「伴走者」
                                     総合施設長 茅野 隆徳

大寒の朝

令和4年1月24日

今週20日は暦では大寒と言われ一年の中で一番寒い日に当たります。その暦通りに夕方からは肌を刺す風に雪が舞う日になりました。
 テレビや新聞では第6波の感染者が連日記録を更新している状態です。年明けから新しいオミクロン株の出現が想像をはるかに超える速さで感染拡大を広げる事を誰が想像したでしょうか。
 2年にも及ぶ感染症との闘いはワクチンの接種を契機に終息を誰もが願い予想していたと思います。ですから年が改まる年末年始に今まで我慢していた人との交流を心待ちしていたのも事実でした。でも形を変えて生き残ろうとする細菌の知恵は私たちの心のスキを狙って今、猛威を振るっていると思います。
 こころのスキはどこにあったのでしょうか、学校や団体活動など規制や統制は出来ていたはずの場所での集団発生や、若い年齢層は感染しない、症状が軽いと言った根拠の無い意識で感染予防の基本のはずの3蜜が守られない飲酒での感染拡大。
 この2つのスキは人間の寂しさや孤独だと思います。一緒に居たい、みんなで楽しみたい気持ちのスキマに飛び込んだコロナ感染症だとするならば、どうしたらみんなと安全に一緒に行動できるか、どうしたら一緒に楽しめるか工夫と発想の転換が必要になるのかとも思っています。
 コロナ感染症が私たちの価値観や生活様式を変えるように、地球規模の温暖化は季節の大寒も変えてしまうかもしれません。今年の寒さを楽しみましょう。                           

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