連絡版 No964

今年の一言(令和4年)

「伴走者」

総合施設長 茅野 隆徳

ありがとうの意味

令和4年2月14日

 連絡版NO959で伴走者の条件として、心地よい言葉と優しい言葉で職員のみなさんが発している優しい言葉10個を上げてみての提案に答えて、こころでは職員さん全員の優しい言葉10を提出していただきました。
 まず忙しい中書いてくれたこころの職員さんに感謝します。誠実に自分を振り返りながら書き記された言葉のひとつひとつに意味と重みを感じました。ほぼ全員と言って良いくらい上位に挙げた言葉は「ありがとう」でした。予想はしていましたがここまで全員の方がこの言葉を使っていてくれたことにこれも驚きと感謝でした。
 私もこれを機会に改めて「ありがとう」の語源、言葉の意味を調べてみました。その由来は「有り難し」と言う形容詞で「有り難く」が変化して「ありがとう」になり有り難しは「有る」ことが難しい、「めったになく貴重である」と言った意味を表し、究極は、この世に万物が生まれる中で人間に生まれて来たことがどれだけ「めったになく貴重である」と言う仏教由来の言葉です。
 では「ありがとう」の反対の言葉は何だと思いますか?それは「当たり前」です。立って歩いて当たり前、食べて当たり前、太陽が昇って当たり前・・・そこには感謝の気持ちも感動はありません。
 「ありがとう」が持つ力は、言った人だけでなく言われた人も優しい気持ちになれるのではないでしょうか。「ありがとう」と言われると自分がした行為によって相手の役に立っていると感じることも出来るし感謝してもらえるという喜びも覚えます。相手から感謝の言葉をもらうことは明日への活力にもなります。
 改めて「ありがとう」を伝えることは、「言わなくても分かっているだろう」「言葉でなく態度で伝えている」では無くキチンと伝える行為から良い関係が生まれると思います。
 3月9日はサンキュー、「ありがとう」の日です!

   

   

  

  

   

 

 

  

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