今年の一言(令和4年)
「伴走者」
総合施設長 茅野 隆徳
蒔かれたところで咲く
令和4年3月21日
私の新年度ですが、4月からこころに席が移ります。さんらいずホール11年、フォーレスト11年。合わせて22年たちますが、ちいさがた福祉会では3つ目の事業所になりいよいよ本丸に登城するかの気分です。と言うのもさんらいずホールは自ら開設した施設で、フォーレストは常務理事として法人本部としての業務をさせて頂いた所ですのでその中で開設した和光・ともがきの小多機事業所はなじみ深い事業所ですので、こころの規模と課題は初挑戦になります。
以前、この連絡版で「置かれたところで咲く」と書いたことを覚えていますか?大菊の鉢と多年草ゼラニュウムを比べて手をかけて育てる大変さと、自らが置かれた環境で花を咲かせるたくましさをお伝えしたと思いますが、最後に「ゼラニュウムのように置かれた場所で精一杯咲くと言う決心が欲しい。子孫を残すために必死に生きているゼラニュウムから学びたい」と書いたことを思い出します。
私はこれからこころと言う未開の地に種を蒔きに行きます。それはちいさがた福祉会と言う花を咲かせるために。さんらいずホールのように地ならしから咲かせるまで私自身が手を出せる訳でもなく、フォーレストのように法人本部と言うバックアップが有るわけでもない立場で種を蒔きに行きます。
種は蒔かれたところが石だらけなら蒔いても芽が出ません。草だらけのところにまかれた種は芽が出ても草に覆われて大きくなれません。種を蒔くと言うことは種が芽を出し、葉を広げ実を結ぶことが出来る良い場所を選び、良い時期に蒔くことから始めなければなりません。
今、私に与えられた場所はこころであり、時期は4月からです。蒔かれたところで精一杯使命を果たしたいと思います。