今年の一言(令和4年)
「伴走者」
常務理事 茅野 隆徳
五月雨式(さみだれしき)
令和4年5月2日
先日知り合いからのメールで「五月雨式に申し訳ありません」とメールが届いた。関係する会議の予定が決まらずにやり取りをしていての内容でしたが、二回りも若い彼にも似合わない言葉使いにカレンダーを見ると5月6日は立夏。季節は夏に向かっていました。
確かにここ数週間雨が降っては止み、また降ると言うように新緑の時期にありがたい恵みの雨だと思っていましたがこの五月雨式の意味は、物事が決まらずにダラダラ繰り返している意味らしい。同じ雨でも梅雨はジメジメして憂鬱なイメージだが、五月雨はこれから始まるエネルギーを感じるのは私だけでしょうか。
新年度になり1か月が過ぎそれぞれの職場はどうでしょうか?私もこころに移り、朝の日課になった1階から3階まで利用者のみなさんへの挨拶も初めは緊張していましたが少しは慣れてお互いが気軽に挨拶が出来るようになりました。時には利用者さんの方から声をかけてくれたり、手招きをして部屋を案内してくれたり、中には「ラブレターだよ!」と手紙を握らせてくれる人も出てきました。
自分の都合の付く時だけしか現れず、ただダラダラと廻っているだけなのに「ご丁寧にありがとう」と声をかけてもらうと、こちらも元気が出る思いがして昇る階段も随分と軽くなった気がします。
五月雨式の訪問、結論や進展は無いダラダラした日課かもしれませんが、この訪問がこれからの私にとって意味のある恵みの行動につながることが出来るかもしれないと期待したいと思います。
ただ、梅雨のようにジメジメと不快にならないように気を付けます。