連絡版 No977

今年の一言(令和4年)

「伴走者」
                                      常務理事 茅野 隆徳

母の日のカーネーション
                                         令和4年5月17日

 いつから母の日にカーネーションを贈るようになったのだろうか。私の記憶の中では、小学校の高学年の頃、自転車を走らせて上田の町まで赤いカーネーションを一輪買いに行ったことを思い出します。
 連休が明けてこころのユニットを回っていると何人もの利用者さんが私を呼び止め「きれいなお花をありがとう」「嬉しいプレゼントをありがとう」と声をかけてくれました。驚きながらテーブルを見るとスプレー咲きのカーネーションの鉢植えが色とりどりに飾られてとても華やかな光景でしたので直ぐに理解が出来ました。続けて「最近ここは玄関やいろんな所にいつも花が飾られていて本当に気持ちが良いんです。あなたがやっているの」と聞かれ「いえいえ」と答えながら誰だろう?と思いました。
 確かに各ユニットを回っているとそれぞれに、各々、さり気なく花が飾られていることは 目にして、それぞれのセンスに誰がやっているんだろうと興味があったのも事実でした。           
 挿した花は長くて1週間、短ければ一日でその姿を終えてしまいますが、それを絶やさず続けることの大変さと楽しさを感じられるこころでの生活に利用者さんは等しく感謝を持っていてくれることが感じられました。
 声をかけてくれるのは利用者さんだけでなく、職員さんからも「カーネーション、ありがとうございました」「お花嬉しかったです」と何人もの職員さんに声をかけていただき、男性職員さんも丁寧に足を止めて挨拶してくれたのは感動でした。一輪の花がこうも人の心を優しくすることが出来るのかと思うと花の力がこころには生きていると感じることが出来ました。私からも感謝です。いつもありがとうございます。
 また後日こころ行事係の企画で行った観音祭りの際作成した物故者の灯篭を暖かくなった夜に点灯する試みに参加した利用者さんが感動してお礼の言葉も頂きました。利用者さんは「何人もの知っている方のお名前があり懐かしくいつか自分もあの灯篭に名前を書いてもらえると思うと安心して嬉しくなりました。素晴らしい発想だと思います。職員さんによろしくお伝えください」と伝言を頼まれました。
 よき理解者がこんなに身近にたくさんいる事を励みに頑張りましょう。   

  

 

  

  

  

  

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