今年の一言(令和4年)
「伴走者」
常務理事 茅野 隆徳
道標ない旅
令和4年8月15日
この連絡版もいよいよNO 990になりました。あと10回でNO1000になります。今までこの連絡版を通して節目ごとに過去を振り返り人の流れ、時代の動きを追ってきましたが、在職22年のうち約20年間毎週一枚の連絡版をみなさんに一方的にお伝えしてきました。連絡版の最初を知る人もさんらいずホールのMさん、ただ一人になってしまいました。
この連絡版1000を一区切りに何か形に残そうと思案し、人に相談もしてみました。22年間のさんらいずホールから始まって介護保険事業に移籍しての一週間単位、たわいもない一言、一文字を読み返し自分でも赤面する内容に大それた妄想はやめにしました。
ただ私にとってはその時、あの人との出会いが、すべて今の自分につながり何ひとつ無駄な、意味のないことはなかったと改めて990枚の連絡版を読み返して、過去の思い出が感謝の連絡版になっていることに気付かされました。
初めての障がい施設、初めての施設長、初めての介護保険施設長、初めての法人常務理事。どれをとっても道路マップやカーナビは在りませんでした。すべてが手探りで、出たとこ勝負で進んできたと思います。案内板、標識のない道、マラソンも遠泳が苦手で球の当たらないチーム競技しか出来ない私が一人でこんなに長い連絡版という長距離を続けられたことは今まで出会って一緒に伴走してくれた人、応援してくれたたくさんの人がいたから出来たことだと改めてみなさんに感謝したいと思います。
標識のない道ばかり選ぶ私です。これからどんな道に進むか、今まですべて自分自身が決めてきた道、1000から先の道も自分で決めて行こうと思います。