今年の一言(令和4年)
「伴走者」
常務理事 茅野 隆徳
伴走者
令和4年9月19日
いよいよこの連絡版もあと今週を含めて6回で1000になります。連絡版のスタートは少し遅れますが私と共に22年間一緒に走って来ました。まさしく伴走をしてくれました。
私自身が思うこと、やろうとすること、時には言い訳を、時には自分で自分を褒めたり、この連絡版を通して、自分にとって無くては成らない伴走者のひとつだと思っています。一週間に一度の連絡版に800字、原稿用紙2枚、私だけの世界をもらえたことに今更ながら感謝しています。
私一人だけで22年間の福祉会で走り続ける事は出来なかったと思います。当然たくさんの人と一緒に走って来ましたが、この連絡版はこうして私たちが走っている風景を、これから向かう課題や、喜びを伝え確認、共有する役割を果たしてくれたと思っています。日々出会う利用者さんの一言、しぐさ、何気なく繰り返される風景、時に困ったり悩むことを迅速に伝える場面など、この22年間連絡版の話題探しに奔走する時間が身に沁みこんで日課の一つになっています。
今年の一言で掲げた「伴走者」これは法人改革から始まった「掌・使命・優しい人」につながる私からのミッションでした。職員のみなさんと一緒に求めた課題です。今年もあと3か月、私はまだ、伴走者の問いに答えが見つかりません。私たちは、誰と一緒に走っているのでしょうか?誰の息づかいを、誰のまなざしを見て感じて毎日職場に来ていますか? その利用者の声や目の奥の希望を受けとめていい距離感で共に生きることを求めています。
「伴走者」を掲げた最初にパラリンピック、盲人マラソンの選手と伴走者とをつなぐ(通称きずな)ロープのイメージをお伝えました。まだ時間はあります。もう一度挑戦してみませんか?
去年の「優しい人」のゴールはライフサポートシートだったことも思い出して下さい。